フィルターをカリタ純正に変更: #本日のコーヒー

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降り続いた雨がやっと止んでやっとひと息。薄日であっても日差しがありがたい。けれども、日差しを暑いでなくありがたいと感じるということは、先週半ばまでと比べ気温がぐっと下がったままだということでもある。

 

本日のコーヒー。

 

豆: ハワイコナブレンド(ドトール
メッシュ: 目盛6(カリタC-90)
湯温: 79.2℃
蒸らし: 70秒
抽出時間3分47秒(蒸らし含む)
抽出量: 440g
フィルター: カリタ純正

 

買い物ついでにカリタの純正フィルターを買ってきた。昨日述べた対策のうち、a.でもb.でもなくc.を試したのは、一度全く違う景色を見ることが現状打破の一助になると思ったからだ。

 

写真では分かりにくいが、メリタのバンブーと比べると紙の生地がペラペラであり、箱の模様が透けている(写真右。向かって左がバンブー、右がカリタ)。抽出時間を一定にするために湯だまりを最大限に利用するメリタに対し、高速濾過のカリタ。ドリップの思想の違いは、フィルターの設計にも顕著に現れていた。両者の違いは、ドリッパーの穴の数だけではなかった。

 

フィルターによる味の変化に気付き、さらに、数日前から抽出時間を計るようになって初めて分かったことだ。長年コーヒーを淹れてきたが、本当に、分かったつもりになっていただけなんだなあと思う。

 

それでも、これでさらに前進だ。誰かに師事すれば進歩はもっと速いはずだが、自己流のサイキョー流であってもこんな風に発見の楽しみがある。カリタ式に納得したらメリタ式、さらにプレス、ハリオなどの器具も試してみたい。また、苦手な浅煎り豆の抽出にもトライしてみたい。

 

話を元に戻そう。

 

変更点:
フィルターを薄いものに替えたため、淹れ方を以前のものに変更した。
メッシュは一段細かい目盛6。濾過速度が低下するのを見越して蒸らしを70秒に短縮。
抽出量も以前のものに戻した。ただし、少し失敗。注いだ湯が10gほど多すぎた。抽出量はこれに合わせて450gとはせず、440gの標準のままとした。
湯温はバンブーとは違い81℃以下なら大丈夫なはず。今回は79.2℃。
抽出時間は高速にせず、従来の方法で。濾過されたコーヒーがサーバに落ちる音を聴きながら、濾過速度が落ち始めるタイミングでお湯を注ぎ足していった。

 

結果:
予想に反して、ひと口目はウィークに感じられた。
また、目盛7の澄んだ風味と違い、苦味や雑味が出てきた。
えぐみは出ず、目盛7の時と同様に、冷めるにつれて甘味と旨味が際立つようになった。

 

考察:
ひと口目の口当たりが柔らかいのはこの豆の個性だと考えた方が良さそうだ。思い起こせば第一印象からして、マイルドだ、柔らかいと評していたわけで。
http://hibi-tabinosora.hateblo.jp/entry/2017/10/06/160816
ゆえに、あとは濃度をどうするかという問題だけだ。

 

苦味や雑味が出たのはメッシュを細かくしたから。もっとも、メッシュが細かいために避けられない雑味なのか、抽出時間を短くすることで雑味を抑えられるのか、まだ分からない。これくらいのアタックの強さは、慣れ親しんだものでもあるがゆえに、もしかしたら、あっても構わないのかも知れない。

 

79.2℃ならえぐみが出ない。

 

今後の方針としては
・抽出量を減らしてコーヒーの濃度を上げてみる。
・抽出時間のバラツキを減らす工夫をする(湯だまりの湯量を安定化して、濾過速度を安定化する)。
これらは共に抽出時間の減少を伴う操作となる。このとき
・抽出不足になるかどうか確認する。
・苦味や雑味が減少するかどうか確認する。

 

また、目盛7の澄んだ風味も覚えておいて、味の確認のため時々戻ってみると良さそうだ。