コーヒーを淹れた(本ブログでは初回)
ツイッターでは、コーヒー日記をずいぶん書き散らかしてきた。その一部をまとめたものが、こちらのリンク先にある。
https://togetter.com/id/ryo_makimura
とは言え、このブログでコーヒーのことを書くのは初めてだから、導入も兼ねて少し詳しく行こう。
コーヒーはもう15年以上、ほとんど毎日のように淹れている。大抵はペーパードリップで、気が向くとプレスや水出しにすることもある。
使っているものや設定をざっと紹介する。
豆
ドトールの極深煎り3種のいずれかを使うことが多い(下記)。
イタリアンエスプレッソ、マウカメドウズブレンド、炭火珈琲
器具
計量スプーン、ドリッパー、サーバー(約500ml)、ミルはカリタ製品を使用。
ミルはカリタのC-90。
ペーパーフィルター
様々。
標準設定
豆は計量スプーンすり切り3杯
ミルの目盛6
湯温80度前後
蒸らし時間70秒
抽出量440g(※)
(※)
空のサーバと鍋敷を電子はかりの上にセットする。
サーバ+鍋敷=280g
ここにドリッパーと粉をセットし、合計900gになるまでお湯を注ぐ。
ドリッパーを少し持ち上げて、
風袋280g+抽出量=720g
になるまでドリップする。
試行錯誤しているうちに、何故か440gになった。本当は450gにすると、3杯分として分けやすいのだが。
さて。ここからが今日の話だ。
フィルターを最近、カルディのものからドドールのバンブー(竹パルプ製)に変えたが、性質があまりにも変わったため、扱いに手を焼いている。これまで使っていたカルディのフィルターと比べ、バンブーは分厚くしっかりしており、お湯をホールドする力が強い。このため、カルディのものを使った時よりも抽出時間が長くなり、かつ、何故かドリッパー内の湯温も高く保たれる。カルディの時と同じ淹れ方をすると、抽出時間が長すぎるときに出る重い苦味と、温度が高すぎる時に出るいがらっぽい雑味の両方が出てしまう。
これまで、蒸らし時間を短くしてみたり、湯温を少し下げてみたり、注ぐ湯量を10〜20gほど増やして抽出速度を上げてみたりしたが、抜本的な解決に至らないでいた。
このため、今日は思い切ってミルの目盛りを6から7に変更。1段階粗挽きにしてみた。
他の条件はいつも通りとしてコーヒーを淹れてみたところ、目盛6の時と比べかなりウィークにはなった。けれども、雑味はぐっと少なくなった。コクがちゃんと出たのは嬉しい誤算だった。
このままでも良いのだが、もう少し濃く出してみたい気もする。
蒸らし時間を増やすと、重い苦味が出てしまうだろうか?
抽出量を減らすと、コクが減ってしまうだろうか?
恐らく、ベストは蒸らし時間を少し増やし、抽出量を少し減らすことだが、さじ加減が難しい。
プレスなら単純に湯量を減らせば良いだけの話だが、抽出と濾過が同時進行するドリップでは、減らした分抽出時間が減って、コクが減ってしまう可能性がある。
ホント、つくづく茨の道だと思う。けれども、面白いからずっと続けている。