ふたつの極地: 越冬開始と冬の終わり
(2018.04.04のTweetsに加筆修正 その2 )
https://pic.twitter.com/U3b0coPjCA
南極で越冬の季節が始まった。
Winter coming up to the Antarctica
posted at 20:44:01
https://pic.twitter.com/2R2k1n9zeH
一方、フィンランド南部では冬の終わりが見えてきた。
posted at 20:47:51
春が来るのは5月になってからだけどな。
posted at 20:48:50
ところで、生きてるうちにLofotenとSvålbardとGreenlandは行っておきたいんだよなあ…。
(説明はメンドクサイのでググって下さい)
オーロラは嫌になるくらい見た。というより、実物は大きすぎて怖い。
posted at 23:03:47
でも、また見に行きたくなる。3月のラップランドは真冬よりは暖かいから(下がって-20℃くらい)、旅するには比較的楽だ。
posted at 23:06:56
楽じゃないって? 2月だと-30℃を切る土地だ。3月はそれより10℃も暖かい。
そうそう、-30℃になると、マスカラを塗っているとまつ毛が折れるとか。フィンランドの Kemi でもらった観光ガイドにそう書いてあった。そもそも外に出るな、とも。-30℃、どれほど凄まじい寒さなんだろう。
posted at 23:17:29
桜の季節のコンテナ菜園
(2018.04.04のTweet)
久々に、本日の鉢植え菜園。
・菜の花がぐんぐん伸びながら咲き乱れ、花弁が舞い散る。奥はエンドウ豆。
・イチゴの花が満開。
・立春過ぎに植えたジャガイモ。
・ひとり生えのシソ。間引きながら育成中。 https://pic.twitter.com/epSnUpPVJQ
「汚れる」という言葉の意味
(2018.03.21のTweetsに加筆修正したもの)
僕にとって「汚れる」ってのは、子供のように無邪気に遊ぶこと。或いは、罪のない笑いを誘うslapstickのこと。世間的な意味とは少し違う部分があるから、あまり「汚れる」という表現は使いたくないのが本音。ま、便宜的に使うけどね。
どちらかと言うとニュートラルな「塗りたくる」「まみれる」という表現を使いたい。そして、塗りたくることもまみれることも自分にとって善きことだから、美しいものを目指したくなる。自分自身や愛しい人を彩って抱きしめたい。
だから、申し訳ないけれど、そうでないモノを求めている人の期待には添えない。
WAM/Fetish界隈のフォロワーさんを試すようなツイートだと思う。申し訳ないとも思う。けれど、再び歩き始める前にちゃんと所信表明をしておきたい。
離れていく人もいることと思う。けれど、無理に追ったりはしない。それぞれが収まるべきところへ収まった方が、幸せになれるから。
さて、そろそろ寝ないとな。
皆様どうぞ温かくしてお休み下さい。
ドトールの炭火珈琲3杯分をメリタのペーパードリップで淹れる
取り敢えず、置き土産として綴っておく。
身体が無事に回復したら、改めてブログを続けることにする。
<豆>
炭火珈琲(ドトール)
<器具>
メリタの1×2のドリッパー
ペーパーフィルターはメリタ純正のバンブー
スプーンはメリタでなくカリタの計量スプーンを使っている
ミルもカリタ製。機種名C-90
ドリッパーは1×4でも良いと思われるが、僕は使ったことがないため、コメントは控える。
<淹れ方の概要>
豆の量: 計量スプーンすり切り3杯
粒度: ミルの目盛6
湯温: 78°C〜80°C程度(人によって温度の計り方が違うため、幅を持たせてある)
蒸らし: 65秒程度
抽出時間 2分40秒前後 ←重要
抽出量 390g
<豆について、捕捉>
未開封なら冷蔵保存すると2〜3週間はもつ。臭いが移らないよう、未開封のままジップロックへ。
開封したらジップロックや密閉容器に密閉して保存する。室温なら4日以内に使い切るのが良い。5日目から劣化が明らかに分かる。
<粒度>
カリタC-90のミルを使う場合、目盛は6。
<湯温>
高すぎるとえぐみが出始める。えぐみはコーヒーが冷めてくると分かるようになる。これは、温度によって舌の感受性が変わるため。熱いうちは気にならなくても、冷めるにつれて粗が見えてくる。
抽出時の湯温が低いと味がボケる。高いと味がシャープになる。 よって、えぐみが出ず、味がボケない範囲で好みの湯温を見つける。
<蒸らし時間と抽出時間>
時間はストップウォッチを使って計測する。湯を注ぎ始める時間を0秒とする。正確には2〜3秒前が0秒。湯を注ぎ始める瞬間にストップウォッチのスタートボタンを押そうとすると、火傷のリスクが高くなる。
抽出時間はストップウォッチ上で下記の「上部」を外す時間のこと。
上記の粒度・湯温だと、適正な抽出時間は2分40秒前後。
慣れないうちは時間になったら「上部」を外しても良いが、安定した濃度、すなわちこれを決める安定した抽出量を得たい。このため、蒸らし時間と湯を注ぐリズムで時間を調整していく。濃度と抽出量については次項にて。
蒸らし時間は僕の好みの濃度(後述)にするためには大体60〜70秒程度でいけるはずだが、お湯を注ぐリズムによっても抽出時間は変化する。適正な抽出時間を得ることが最優先、次が安定した抽出量であることを念頭に、蒸らし時間・リズムはご自身で工夫して頂きたい。
うまく淹れられたら、ふくよかで懐の深い柔らかいコーヒーとなる。当然、ブラックで飲むのが一番。
抽出時間が短すぎると、単純な苦味のみの、いわば芯が抜けたようなコーヒーになる。
逆に長すぎると、風味が濁ってくる。さらに長くなると強烈な苦味が出て、てきめんに不味くなる。ただし、風味が少しだけ濁ったものはそれなりに趣がある。これは好みで。
重い苦味は、2分50秒を超えると目立ってくる。
なお、目盛5、つまり1段階細挽きにした場合、適正な抽出時間は2分20秒前後になる。一度お試しあれ。味の違いに驚くはずだ。
目盛5の場合は、抽出時間が短くなる分だけ蒸らし時間を短くすると大体うまくいく。
<抽出量>
抽出量によってコーヒーの濃度が変わる。うちでは豆3杯分で抽出量390g、つまり1杯分あたり130gにしている。
抽出時間、および抽出量を一定に保つため、蒸らし時間と湯を注ぐリズムを工夫する必要があるのは前項で述べた通り。
粉をセットした器具を電子はかりに乗せ、重量を量りながら抽出する。器具が高温になるため、電子はかりとの間に鍋敷きを挟む。
粉のほか、電子はかりに乗せる器具とは以下のもの。
ドリッパー、ペーパーフィルター、サーバー、鍋敷き
うちでは、390gを抽出するために、総重量が840gになるまで湯を注ぎ、上部を浮かせて下部が670gになるまで濾過している。上部と下部の説明は下記で。
勿論、抽出量はこの限りではない。減らしてストロングにしても良いし、増やしてウィークにしても良い。 抽出量を変える場合は、抽出時間が前述の適正範囲になるよう、蒸らし時間や湯を注ぐリズムを調整する。
ウィークにする場合は、後からお湯を足して薄めるという技もある。
重量の計算方法は下記の通り。
風袋は(サーバー+鍋敷き)[g]
抽出量は、できたコーヒーの量[g]
よって
下部は(風袋+抽出量)[g]
上部は(粉3杯分+ドリッパー+ ペーパーフィルター+ドリッパーに残す湯の量)[g]
総重量+下部+上部 となる。
うちの場合は 風袋280gなので
下部=風袋280g+抽出量390g=670g
上部は170gとしているから
総重量=下部670g+上部170g=840g
上部の重量はドリッパーに残す湯の量によって変わる。残す湯の量は以下を念頭に決めている。であるから、170gは一例に過ぎない。
・湯を残しすぎると、コーヒーの旨味が上部に残ってしまい勿体ない。
・湯が少なすぎると、抽出の終わりかけで濾過速度が極端に落ちるため、正確な抽出時間が得にくくなる。
北欧を回るならこんな感じか
北欧は冬旅の方が好き。冬というか、3〜4月。厳冬期よりは寒さが緩む。それでも東京基準だと充分寒いけど。人はまだまだ少なくて、静寂がそこかしこにある。現地の人々が温かく迎えてくれる。静かにソロ旅するには最高の時期だ。
こんな風に書くと、ほとんどゆるキャン△のしまリンだなw。ソロキャン、グルキャンに倣った言い方をすると、僕もソロ旅とグル旅は別ジャンルだと思う。風の吹くまま、気の赴くままに放浪するソロ旅が好き。現地の人との一期一会も楽しい。グル旅の良さは、まだよく分からないかな。
オーロラは3月一杯。寒さは-20〜-10℃くらいで、-30℃ を切る厳冬期よりマシ。4月になると日がぐっと長くなって、夜更かししないと観測できなくなる。そのうちに夜そのものがなくなる。日の長さが1日に10分、1週間で1時間ほど長くなる体験は、頭がついていかない。
上記の通り、4月に入るとぐっと日が長くなって、人々も少しずつ動き出す。フィンランド中部あたりは、僕らにとっては十分に真冬だが、それでも、日差しの暖かさが心地良くなる。
ヘルシンキでは、そろそろ冬の終わりが見えてくる(春になるとは言ってない)。着込んでオープンカフェで日向ぼっこすると、何だか嬉しくなる。
4月半ばくらいから、ストックホルムの広場、Kungsträdgårdenで桜が見られる。それでいて、4月下旬でも平気でみぞれが降ったりする。
注意してほしいのは、これは放浪している旅人の感じ方。日本からいきなりだと、寒さに震え上がるかも知れない。
真夜中の太陽を見に行くなら、人のまだ少ない5月末か6月頭くらいに済ませておいた方がいい。
ハイシーズンは6〜8月。6月後半くらいからどっと人が増える。7〜8月は避暑客でどこも飽和状態。混雑に不感症な人は良いけれど、そうでない人は避けた方が無難。しまリンなら卒倒してしまうかも知れない。
なお、秋から厳冬期は経験がないから分からない。
レビュー: 『宇宙よりも遠い場所』を最終話まで見た
数年に1度出るか出ないかの大傑作だ。いいから見ろ。そして涙せよ。
幼馴染との共依存という鎖を引きちぎって旅立った者。母が消息を絶った南極へ行かねばならぬと、孤高を厭わずがむしゃらに突き進んできた者。裏切りと人の醜さに絶望し、孤独を選んで生きてきた者。そして、芸能人であるがゆえの孤独に苛まれてきた者。4人の少女のそれぞれの傷が、ともに大冒険する仲間の中で癒されていく。この旅を経て、彼らは少し大人になる。自分の足で立ち、未来へと駆け出していく。
彼らを守り、そして導いた大人たち。その大人たちにとっても、この旅は再生の物語となった。3年前に起きた、取り返しのつかない出来事。十字架を背負い、酷く傷ついた心を抱えながら、彼らはそれでも突き進んできた。亡き友のため、そして何より自分自身のために。周囲に馬鹿にされようが、迷いなどしない。その姿は、少女の1人と重なるものでもあった。
もしかしたら本放送では、観客にとって5話と6話が分水嶺になったかも知れない。初見ではこの2話の真価が分かりにくいのは事実。怒涛の勢いの後半は、ここを乗り越えた観客だけに与えられるご褒美となった。実際には、これらは後半への大事な布石だ。5話は、共依存にあった2人が共にそのくびきを断ち、対等な友人として関係を再構築するエピソード。そして6話は、人を信じられなくなった少女が、自分のために身体を張ってくれる絶対に裏切らない友がいることに気づかされるエピソード。
本作を「所詮はタナボタの旅じゃないか」と批判する向きがあるかも知れない。けれど、これは雛鳥たちの巣立ちの物語だ。彼らだけではなし得るはずもない大冒険も、年長者の導きと庇護のもとなら可能である。古来、若者たちはそのような体験を経て一人前になるのである。