本日のコーヒー 2017.10.13
上げて、落とす。
ここ数日の夏が戻ってきたような陽気が一転して、11月の時雨となった。折しも、明け方の冷え込みが帰らぬ日々の残滓を夢に見せ、これらが波状攻撃のようにMPをガリガリと削っていった。
暖房を入れて沢山着込み、あたたかくして過ごそう。冬の気配に負けぬよう、守備力を上げていこう。
本日のコーヒー。
袋の底に残った豆の量が3杯分に少し足りなかったので、今日はプレスにしてみた。
器具: ボダム(コーヒープレス)
豆: ハワイコナブレンド(ドトール)
豆の量: 2杯分
メッシュ: 目盛7(カリタC-90)
湯温: 77.6℃
蒸らし・総抽出時間: 30秒・4分
セッティングはペーパードリップほど追いこんだものではない。
結果は可もなく不可もなく。いがらっぽさと重い苦味は出ず、コクはたっぷり。ただし、やや水っぽい感じがした。
また、プレスなのでコーヒーが濁って粉っぽくなる。これは、プレス器具に使用されている金属フィルターのメッシュがペーパーより荒いためだ。
今回驚いたのは、自分が持っていた先入観が覆ったことだ。これまで、ペーパードリップはあっさり、プレスはこってりだと思い込んでいたが、どうしてどうして。セッティングを追いこんだペーパードリップなら、プレスに負けないコクが出せる。ペーパーフィルターを使うから、コーヒーは濁りのない、澄んだものになる。
最近は自分が淹れたペーパードリップコーヒーの味に慣れっこになっていたが、もしかしたら実は結構な腕になっているのではないかと、思わず自画自賛したくなった。