久しぶりにインスタントコーヒーを淹れて考えたこと

‪コーヒー豆を切らしてしまったので、久しぶりにインスタントにしてみた。

やっぱり美味しくないなあ…。

勿論、使ったインスタントコーヒーの素は、個包装された、賞味期限も1年ほど残っているものだ。‬

 

‪美味しくはないが、メーカーを非難するつもりはない。そもそも、一度抽出してフリーズドライしたコーヒーの味が落ちるのは当たり前のこと。しかも常温長期保存。さらに安全性の確保、安定供給などなど。気の遠くなるような企業努力は、むしろ賞賛すべきものだ。‬

 

‪アウトドア、或いは極端なことを言えば災害時など、レギュラーコーヒーを淹れるのが難しい時にこれがあったら、心にしみる一杯になる。僕も過去にそういう経験をしたことがある。‬

 

‪ただね、やっぱりまずは皆に本当に美味しいコーヒーを知ってもらいたいなあと、そう思う。本当に美味しいと言っても、世界最高水準である必要はない。コーヒーなんてこんなもの、というところから脱却できるコーヒーに出会えていたら、ひとまずそれで十分だ。その上で、味と手軽さを天秤にかけて選択するというのが、本当の豊かさである。なんてことを、『もやしもん』の登場人物である樹教授も言っていたような気がする。

 

‪また真面目くさった話になってしまったな。ま、しょうがない。俺ですから。‬